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info@coconoki.com
お電話 092-321-1020
火曜日はお休みです。
実店舗について

糸島市前原中央3-9-1
営業時間10:00-18:00
火曜定休

糸島のつくり手
虹の空

PROFILE
山崎美加

 

よーくかむお菓子
「よ〜く噛んで素材の味を味わって欲しい、可愛い形で目でもほっこりして欲しい」と一つ一つに心をこめて作っています。材料は、卵、乳製品、白砂糖は使わず、できるだけ国産、有機のものを選んでいます。

STORY
つくり手を訪ねて

『かわいい〜』とつい言葉をだしてしまうのが、虹の空山崎美加さんのおやつ。
今回は、ここのきの人気商品の1つでもある“ありがとう“クッキーや動物クッキーを作っている、虹の空さんのおやつ工房へおじゃましてきました。

くねくねと道を曲がった住宅街の一角にある虹の空さんのご自宅と工房。
まずは、ご自宅の玄関前に吊るされているたくさんのタマネギ達が私達を出迎えてくれました。(後で知ったのですが、そのタマネギは美加さんと旦那様とでやっている畑から収穫されたものでした。)小さめな畑の向こうに見える『虹の空』の看板が工房の目印です。

その工房入ってすぐ左には、子どもが遊べるスペースが設けてあり、美加さんの心遣いが伺えました。木のカウンターの向こう側で私達を待っていてくれたが美加さん。

カウンターそばの丸イスに座わった所で、私達の為にカナダ産のオーガニックメープルシロップを使用したクッキーと手作りの蜂蜜レモンを持って来てくれた所で、私達のインタビューは始まりました。
*頂いた試作のクッキーは、おいしいやろぉ〜と美加さん自身が絶賛するほど美味しかったです。

【きっかけ:おやつでわくわく】

もともと体が弱く自然食品に興味を持ったのがきっかけで、始めはバター・白砂糖を使わずに、こだわった卵のみを使ったおかしを作っていました。4年前にマクロビオテック(独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考える食事法)出会い、1年間学校に通い、その際に色々なお店を食べ歩き、美味しく、なおかつワクワクするおやつが少ないなぁと感じたそうです。 ならば、自分で作ろうと思った事が虹の空の始まりだったそうです。

【こだわり:想い:かわいいと言ってもらえる事が一番うれしい】

虹の空のおやつは、「かわいい」の代名詞として使いたいほど、目で楽しめるおやつがたくさんあります。美加さん自身も、「かわいいって言ってもらえるのがいちばん嬉しい」と笑顔で話してくれました。うさぎちゃん、ぶたちゃん、ハートのクッキーは、自分が作るときも楽しく、キュンキュンできるモノを選んでいるという美加さん。また、ミリ単位でそれぞれにクッキーの厚みが違い、食感、味を大切にしている美加さんのこだわりを感じました。

【こだわり:素材】

『虹の空』のおやつは、できるだけ国産や有機の材料で作られています。一つの素材を選ぶのに、出来上がりの味や舌触りを自分で確かめ、疑問があると答えが出るまで追求する美加さん。一度、数種類の米粉を顕微鏡で見比べて粒子の大きさを確認した事があったそうです。納得したモノを作りたいという探究心の強い美加さんのこだわりは、材料選びにも出ているのが伺えます。

【名前の由来】

日本の虹色は7色だけど、海外では無限と言われている。色々な場所で色々な人が輝いてほしい想いと、お菓子を通して多くの人との縁が広がればいいなぁという想いを込めて、「虹」という言葉を名前に使用したそうです。

【これから】

続けてほしいと言ってくれる人がいる限り、お店をずっと続けていきたいと語るこれからの虹の空について話を聞きました。まずは、既存の商品に加え、ケーキ、プリンなど品数を増やし土台を作って行きたいと新商品に期待ができそうです。次のステップとして、自然食品、生活用品、オーガニックタオルとかも販売できたらいいなあとこれからの『虹の空』の展開が楽しみです。

【ここのきとの出会い】

ここのきとの出会いを聞いてみました。
ある日、ここのきの近くでイベントが開催されていて、そこで販売していた虹の空さん。そこにふら〜とやって来たのがここのきの店主野口さん。
その時は、あいさつを交わした程度だったのだけれど、後日、電話がかかって来て会う事に。そして、あっというまにイベント出店の話が決まり、それからここのきとのお付き合いが始まったそうです。「よく考えたら、挨拶を交わしたあの日、おかし買ってもらってないなぁ」…と一言つぶやいていた美加さん。そこは、ここのきの店主が美加さんに何かを感じたのでしょう。今度、店主に聞いてみようと思います。

【のぐちさんへのメッセージ】

そんな野口さんへのメッセージを聞いてみました。
お菓子の試作を持って行っても、きちんと味を分かってくれるので、野口さんの意見をいつも参考にしているし、信頼してる。
そんな野口さんは、美加さんにとって「お母さんみたいな存在」なのだそうです。

取材を終えて、美加さんのおやつは、常にかわいい&ワクワクがたくさん詰まっている事が分かりました。これからもずっと食べ続けたい、そして続けて行ってほしいお店の一つだと改めて感じました。ありがとうござました。

インタビューと文 前田 綾子
写真 山下 舞 取材日 2013年7月